おうちの御用聞き家工房

おうちの御用聞き家工房

八千代緑が丘店

メニュー
お問い合わせはこちらから!
0120-197-899 / 070-8540-7889

御用聞きブログ

八千代市の庭終い|庭を減らす順番と、市に相談しても動いてもらえない場所

親御さんが植えた木が、いまは毎年の悩みの種になっていませんか。

八千代市内でご相談をいただくとき、皆さまが最初に口にされるのは費用の話ではありません。「切ってしまうのは、親に申し訳ない気がして」という一言です。庭はご家族の歴史そのものですから、当然のお気持ちだと思います。

ただ、そのお気持ちのまま何年か過ぎると、庭は静かに別のものへ姿を変えていきます。脚立に乗るのが怖くなり、夏は暑くて外に出られず、気づけば隣家の屋根に枝が届いている。そして「お隣にご迷惑をかけているのではないか」という、新しい心配が生まれます。

こうした事情から、庭木を大きく減らして管理そのものを自分の代で終わらせる「庭終い(にわじまい)」という考え方が広がってきました。この記事では、八千代市で庭終いをお考えの方に向けて、進める順番、費用が動く仕組み、そして市役所に相談しても動いてもらえない範囲までを整理してお伝えします。

私たちは、おうちの御用聞き 家工房 八千代緑が丘店です。地域密着の事業として活動を続け、地元の沢山のお客様に支持されています。庭木の剪定から伐採、防草シート、砂利敷きまでを一括でお引き受けしており、小さなことから大きなことまでお気軽にご相談ください。現地で実際に庭を拝見している立場から、書ける範囲で正直にお伝えします。

庭終いとは、庭の管理を自分の代で終わらせることです

庭終いとは、維持が難しくなった庭木を伐採し、雑草対策までを施して、庭の管理負担を恒久的に軽くする、あるいはゼロにする作業のことです。 一度きりの剪定とは目的が違います。剪定は庭を維持するために毎年繰り返す作業ですが、庭終いはその繰り返しを終わらせるために行います。

この言葉がいつ生まれたかは、公式な記録の残らないまま広まってきました。造園業界の中から自然に使われるようになった呼び名で、発祥時期を断定できる資料は、いまのところ確認できる範囲の外にあります。それでも現場では、ご依頼の内容を言い当てる言葉として定着しつつあります。

「庭の縮小」「ガーデンリセット」との違い

似た言葉がいくつかありますので、整理しておきます。厳密な学術的定義があるわけではなく、実務上の使い分けです。

呼び方目指す状態向いている方
庭終い庭の機能を大幅に縮小、または廃止し、管理の手間を永続的に断ち切るご自身の代で管理責任を清算したい方
庭の縮小植栽の数を減らすが、庭としての景観は一部残す手入れは続けたいが量を減らしたい方
ガーデンリセット一度手入れしやすい状態へ戻し、駐車場などへの転用を前提とする庭の使い道そのものを変えたい方

3つの中で、庭終いだけが「終わらせる」という言葉を含んでいます。ここが本質です。

なぜ「墓じまい」「家じまい」と同じ言葉づかいなのか

「庭終い」という響きに、どこか納得してしまう理由があります。すでに世の中に「墓じまい」「家じまい」という言葉が定着していて、庭終いはその延長線上にあるからです。

3つに共通するのは、かつて代々受け継ぐべき資産だったものが、次の世代に負担を強いる存在へ変わってしまったという現実です。庭の維持には、体力とお金が毎年かかり続けます。ご自身の体力の低下や将来の相続を見据えて、次の世代に「手に負えない庭」を残さないようにする。庭終いは、そのための清算行為だと考えると分かりやすいと思います。

八千代市では、隣どうしの庭木の越境に、市が入ってきません

ここが、この記事で最もお伝えしたい部分です。

「隣の木の枝がうちに伸びてきて困る」「うちの木がお隣に迷惑をかけていないか心配だ」というとき、多くの方はまず市役所に電話をしようと考えます。ところが八千代市の公式の案内を読むと、樹木については市が動かないことが、はっきり書かれています。

八千代市の「あき地の適正管理について」というページには、こう記載されています。

> 樹木や竹木は指導等の対象外となります。

さらに、樹木の越境については次のように続きます。

> 民事の問題となりますので、市で仲介・仲裁を行ったり、伐採等を行ったりすることはできません。

八千代市には「あき地に係る雑草等の除去に関する条例」があり、昭和55年から施行されています。ただしこの条例が対象とする「雑草等」の定義は、「雑草、枯草及びこれらに類するもの」です。立木としての樹木は、この定義に含まれていません。

つまり八千代市では、庭木をめぐる責任が3つに切り分けられています。

対象市の対応窓口
雑草・枯草(あき地)「あき地の適正管理について(お願い)」という文書を送付して指導する経済環境部 環境政策課 環境共生班 047-421-6765
樹木・竹木の隣地への越境民事の問題として扱い、仲介も仲裁も伐採も行わない市は関与しない
樹木の道路への越境土地所有者へ剪定・刈り込みを「お願い」する都市整備部 土木管理課 管理班 047-421-6787

道路への越境についても、八千代市の「樹木の適正な管理のお願い」というページは、市の立場をこう説明しています。

> 私有地から道路上に張り出している枝や葉は、土地所有者の方に所有権がある

そのうえで、近所でそうした箇所を見かけたら「ご近所同士でお声かけをお願いします」と結ばれています。市は所有者へお願いをする立場であり、代わりに切ってくれるわけではありません。

この事実は、庭終いを先送りする理由をひとつ消します。 市の指導を待って動く、という進め方が成り立たないからです。次にご説明するとおり、隣地への越境で動く主体は、市ではなく隣にお住まいの方になります。

改正民法233条で、隣の方はご自身の判断で枝を切れるようになりました

2023年4月1日、民法第233条が改正されました。ここは知っておいていただきたい変更です。

改正前は、隣家に枝が越境した場合、越境された側は「木の所有者に切除させる」ことしかできませんでした。所有者が応じなければ、訴訟を起こして強制執行の手続きを踏むしかなく、被害を受けた側が事実上あきらめる形になっていました。

改正後は、次の3つのいずれかに当たる場合、越境された側の土地所有者が自分で枝を切り取れます。

  • 木の所有者に切除するよう催告したのに、相当の期間内に切除しないとき
  • 木の所有者が誰か分からない、または所在が分からないとき
  • 急迫の事情があるとき

法務省の解説によれば、1つ目の「相当の期間」は、木の所有者が業者を手配する時間的猶予を与える趣旨で、基本的には2週間程度と解釈されています。しかも切除にかかった費用は、民法703条の不当利得または709条の不法行為に基づいて、木の所有者へ請求できると解されています。枝を切るために必要な範囲で隣地に立ち入ることも、民法209条で認められています。

まとめると、こういうことになります。放置している庭木は、催告を受けてから2週間ほどで隣の方の手で切られ、その費用を請求される可能性がある。 そして、その場に市は入ってきません。

倒木は「天災だから仕方ない」が通りません

もうひとつ、民法717条の話をさせてください。工作物責任と呼ばれる条文で、その第2項に「前項の規定は、竹木の栽植又は支持に瑕疵がある場合について準用する」と明記されています。庭木にも同じ責任が及ぶという意味です。

重いのは、この責任が所有者の無過失責任とされている点です。その土地に住んでいる方(占有者)と、土地建物の持ち主(所有者)が別のとき、占有者が損害を防ぐ注意を尽くしていれば、最終的な責任は所有者が負います。ご自身が所有者であれば、逃げ道がないということです。

台風や強風がきっかけであっても、幹の内部が腐っていたり、支柱などの措置を怠っていたりすれば、条文でいう「支持に瑕疵があった」と判断されます。「自分は注意していた」「天災だから仕方ない」という説明は通りません。

実際の裁判例があります。宇都宮地方裁判所が2015年12月17日に出した判決です。台風で県道沿いの私有地に立つ杉の大木が倒れ、隣家の屋根などを壊した事件でした。この木は外見上は正常に見えていたのですが、幹の内部が腐って空洞になっていました。裁判所は「支持に瑕疵があった」と判断し、所有者に建物の修繕費用の賠償を命じています。

なお、国や県が管理する土地の倒木でも、同じ考え方で責任が問われています。奥入瀬渓流の倒木事故では国と青森県に約1億9,000万円の賠償が命じられ、富山県では県道でクラシックカーに倒木が直撃し、県が約1,787万円で和解しています。管理する立場にある者は、個人でも行政でも同じ責任を負うということです。

外から見て健康そうに見えることは、安全の証明になりません。ここが、庭木の怖いところです。

庭終いを考え始めるきっかけは、たいてい3つのどれかです

ご相談の入り口は、大きく3つに分かれます。

1つ目は、脚立に乗るのが怖くなったこと

消費者庁が2019年に公表した資料によると、大人(20歳以上)の脚立やはしごが関係する事故458件のうち、転落事故が433件で約95%を占めていました。この458件のうち約半数が入院治療を要し、死亡事故も3件含まれています。

注目すべきは、受傷者の内訳です。458件のうち半数以上が60〜70歳代で、事故の約8割が屋外で起きており、なかでも「庭木の手入れ中」の事故が目立つと指摘されています。さらに、若い方は手足のけがが多いのに対して、高齢になるほど頭や胴体を傷めます。骨折が4割を占め、ほかに頭蓋内損傷や脊髄損傷など、その後の生活が一変するけがも含まれます。

東京消防庁のまとめでは、令和6年中に日常生活の事故で救急搬送された約16万3千人のうち、6割以上が高齢者でした。高齢者の「落ちる」事故だけで8,719人が搬送されています。

「まだ自分でできる」という感覚と、体が実際にできる範囲との差は、年々静かに開いていきます。

2つ目は、夏に作業できる日が減ったこと

気象庁の統計では、最高気温35℃以上の猛暑日の年間日数が、直近30年間(1996〜2025年)の平均で約3.2日となり、統計期間の最初の30年間(1910〜1939年)の平均約0.8日と比べて4倍に増えています。

あわせて、さくらの開花日も10年あたり1.1日のペースで早まっています。春の訪れが早まっているということは、植物が伸び始める時期も前倒しになっているということです。

ここで、庭にとって厄介な組み合わせが生まれます。植物が伸びる期間は長くなる一方で、人が屋外で安全に作業できる期間は短くなっている。 手入れの必要量が増え、手入れできる日数が減る。この差が毎年積み上がった結果が、いまの庭の姿です。

3つ目は、実家が空き家になったこと

総務省の令和5年住宅・土地統計調査によると、全国の空き家数は過去最多の900万戸、空き家率は13.8%でした。国土交通省の令和6年空き家所有者実態調査では、空き家を取得した経緯の57.9%が「相続」、空き家になった理由は「死亡」が58.3%で最多、次いで転居26.9%、老人ホームなどの施設入居11.3%と続きます。

そして、この調査で最も重い数字がこれです。相続で空き家を取得した世帯のうち、約77%が「相続前に対策を特になにも講じていない」と回答しています。

八千代市でも同じことが起きています。市内の高齢化率は2023年時点で25.4%、2050年には34.2%へ上がると推計されています。2050年には、市民のおおよそ10人に3.4人が高齢者になる計算です。

空き家になった実家をどう管理するかに関して詳しく解説した記事はこちらです。

八千代市の空き家管理|換気不足が招く固定資産税6倍のリスクと対策

庭終いを進める順番は、5つの段階に分かれます

具体的な作業の話に入る前に、全体の順番をお示しします。この順番を外すと、費用が余計にかかります。

1. いまの庭を書き出す。 木の本数、だいたいの高さ、どこにあるか。写真を撮っておくと業者との話が早くなります

2. どこまで減らすかを決める。 全部なくすのか、思い入れのある木は残すのか。ここが決まらないうちは見積もりが出せません

3. 一度にまとめて見積もりを取る。 伐採、根の処理、枝葉の運び出し、不用品の片付け、防草シートや砂利まで含めて1つの見積もりにします

4. 時期を決める。 樹種によって適した時期が変わります(後述します)

5. 仕上げを選ぶ。 防草シート単体か、砂利を敷くか、人工芝にするか

2番を飛ばして3番へ進む方が、いちばん多くいらっしゃいます。 「とりあえず見てください」というご依頼です。それでも現地でご一緒に決められますが、ゴールが決まっていれば1回の訪問で見積もりまで出せます。

以下、3番の費用の考え方から順にご説明します。

庭を減らす計画は、1本ずつではなく「一度に」が安くなります

費用の話に移ります。ここで多くの方が誤解されているのが、進め方の順番です。

「今年は大きい木を1本だけ、来年は除草と防草シートを」と分けて進めるほうが、家計への負担が軽いように感じられると思います。ところが総額で見ると、まとめて一度に行うほうが安く収まります。

理由は、庭の作業費が「切る技術料」だけで決まっていないからです。

  • 重機やトラックを現場へ運び、また持ち帰るための回送費
  • 作業員が現場へ向かう出張費と人件費
  • 切った枝葉や幹を運び出す運搬費

これらは作業の回数ごとに発生します。 3回に分ければ3回分かかり、1回にまとめれば1回で済みます。切った枝葉の処分も、軽トラック1台分にまとめて積めるかどうかで金額が変わります。

ですから庭終いをお考えのときは、まず庭全体をどこまで減らすのかというゴールを先に決めてください。 そのうえで一度に段取りを組むほうが、結果として総額が下がります。私たちが現地でお見積もりを出すときも、この順番でご提案しています。

なお料金は一律の目安ではなく、現地を拝見したうえでのお見積もりを徹底しております。木の高さ、電線やブロック塀との距離、重機を入れられる通路の幅で、必要な段取りがまったく変わるためです。

伐採にかかる費用の相場と、業者選びで見るべき点に関して詳しく解説した記事はこちらです。

【八千代市の庭木伐採費用】「1本数千円」の広告の裏側と本当の相場

伐根は「ついでに」できる作業ではありません

ここは、はっきりお伝えしておきたいところです。

木を切ったあとに残る切り株を抜く作業を、伐根(ばっこん)または抜根と呼びます。「どうせなら根まで抜いてください」というご依頼はよくいただくのですが、伐根は伐採の延長ではなく、まったく別の重い工事です。

理由を具体的に挙げます。

  • 根は地中で、想像よりはるかに広く深く張っています。人力で掘り起こせる規模を超えることが多く、ショベルカーなどの重機の搬入が必要になります
  • 地中にはガス管、水道管、下水管が埋まっています。根がこれらに巻き付いている場合、重機で強引に引き抜くと配管を破損する事故につながります
  • 隣家の基礎に影響が及ぶ場合があります。境界近くの大木では、事前の影響評価が欠かせません

3つ目について、根が建物に及ぼす力の大きさを示す事例をお伝えします。さいたま市のお宅では、隣家の巨大なケヤキの根が敷地境界を越えて地中を這い、家屋の基礎を持ち上げて家を傾かせました。 修繕費用は350万円に上り、法的な解決までに2年を要する深刻な近隣トラブルとなっています。

これは伐根の作業中に起きた事故ではなく、木を植えたまま放置した結果です。ただし、それだけの力で基礎に絡んだ根を重機で引き抜けば、今度は抜く側が同じ損害を起こしかねないということでもあります。境界近くの大木ほど、事前の見極めが重くなります。

だからこそ私たちは、伐根を安請け合いしません。お見積もりの段階で「そんなにかかるのですか」と驚かれることが多いのですが、その金額には重機と埋設物への配慮が含まれています。伐根を軽く見積もる業者がいたら、そちらのほうを心配していただきたいと思います。

切り株を抜かずに済ませる2つの方法

とはいえ、切り株をそのまま残すと、そこから新しい芽(ひこばえ)が伸びてきます。庭終いの目的は管理を終わらせることですから、ここで手を止めると振り出しに戻ります。伐根せずに切り株を処理する方法が、2つあります。

方法手順期間と注意点
自然腐朽切り株の周囲をブロックで囲い、腐葉土を隙間なく詰め、黒いビニールや防草シートで覆う。日光を遮って光合成を止め、湿気を保って腐朽菌の活動を促す完全に土へ還るまで半年から数年かかる。薬剤を使わない代わりに、シロアリ発生のリスクを伴う
薬剤処理切り倒した直後の切り株の上面と側面に、電動ドリルで深さ5〜10cmの穴を斜めに複数開け、除草剤の原液を流し込む。雨水が入らないよう穴を塞ぐ自然腐朽より早く枯らせ、ひこばえの発生を確実に防げる。ただし除草剤の原液を扱うため、周囲の植栽への流出、ペットや小さなお子様の立ち入り、雨天時の施工に注意が要る

急がないのであれば自然腐朽、確実にひこばえを止めたいのであれば薬剤処理、という選び方になります。

木を切るのに適した時期は、樹種で違います

庭終いの時期をご相談いただくことも多いので、目安をまとめておきます。

樹種適した時期避けたい時期
落葉樹(モミジ、サクラ、カエデなど)12月〜2月の休眠期。葉が落ちて枝が見やすく、樹液の流動が弱まるため木への負担が小さい春の芽吹き前後の3〜4月は樹液が大量に流れ出るため、強い剪定を避ける
常緑樹(カシ、シマトネリコなど)6月、または9月〜10月12〜2月に強く切ると、葉が減って寒さに耐えられず幹が衰弱する。新芽が伸びる4月下旬〜5月も、樹液が流れ出るため避ける
針葉樹(マツ、コニファーなど)3月〜4月、または9月〜10月冬の休眠期の強剪定は木へのダメージが大きい

この表を見ると、9月から10月は常緑樹と針葉樹の適期にあたります。 落葉樹だけは12月から2月が本番ですので、庭に両方がある場合は、秋に常緑樹と針葉樹を、冬に落葉樹を、と2回に分けるか、まとめて依頼する時期を相談して決めることになります。

八千代市では、切った木の捨て方に上限があります

庭終いをご自身で少しずつ進める場合、意外な壁になるのがごみ出しのルールです。八千代市の基準を整理しておきます。

木の太さ・長さ出し方
太さ7cm以下・長さ50cm以下指定ごみ袋には入れず、ひもで直径30cm以下に束ねて可燃ごみへ。1回に5束程度まで
太さ7cm超〜20cm以下不燃・有害ごみ専用の指定ごみ袋に入れ、口が結べる大きさであれば清掃センターへ持ち込み可
太さが20cmを超えるもの、または長さが200cmを超えるもの市の清掃センターでは粗大ごみとしても収集・処理できない。民間の専門業者へ直接依頼する

落ち葉は可燃の指定ごみ袋に入れます。清掃センターへ直接持ち込む場合、処理手数料は10kgにつき150円で、10kg未満でも一律150円です。現地で現金払いのみとなります。持ち込みには申請書の記入と、市内在住が確認できる書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)が必要です。

ここで気づいていただきたいのは、庭終いで出る幹の多くが、この上限を超えるという点です。20年、30年育った木の幹は、太さ20cmを軽く超えます。「切るのは自分でやって、捨てるのだけ市に頼もう」という計画は、大きな木では成り立ちません。

1回に5束程度という制限は、庭全体を減らす規模に対してはあまりに小さい枠です。庭終いの規模になると、切ることよりも運び出すことのほうが手間になります。 ここを見落としたまま作業を始めて、庭に切った枝が山積みのまま数か月、というご相談を実際にいただきます。

庭を減らすと、空き巣に狙われにくくなります

庭終いには、ご本人が意識していない効果があります。防犯です。

警察庁の統計では、2025年(令和7年)の侵入窃盗の認知件数は47,233件でした。このうち空き家を狙った侵入窃盗は11,958件で、2020年の3,180件と比べて約3.8倍に増えています。統計開始以降、初めて1万件を超えました。近年は貴金属に加えて、エアコンの室外機や銅線などの金属資材といった、設備そのものが持ち去られる傾向が強まっています。

なぜ庭が関係するのか。理由は2つあります。

1つ目は、手入れされていない庭が「長期不在のサイン」になることです。都市防犯研究センターが侵入窃盗の容疑者45名に行ったアンケートでは、狙う建物を選ぶ基準として、周囲から見られやすいか、住人の目が届いているかといった要素が挙げられていました。雑草が伸びていること、郵便物が溜まっていることは、住人の目が届いていないことを外から見抜く、分かりやすい指標になります。門扉などに置き石をして、数日後に動いていなければ長期不在と判断する手口も報告されています。兵庫県警が摘発した窃盗犯も、郵便物や庭の手入れの有無とあわせて不在を確認していたと供述しています。

2つ目は、伸びすぎた庭木が死角をつくることです。高い生垣や鬱蒼とした庭木は、道路や隣家からの視線を遮ります。侵入する側から見れば、身を隠して窓ガラスを割るための作業スペースが用意されている状態です。警察庁の統計では、一戸建ての侵入口は窓が57.3%、玄関などの表出入口が19.5%で、合わせて8割近くになります。その周りに視線が届くかどうかが、そのまま狙われやすさに直結します。

庭終いでは、この2つを同時に解消できます。庭木を減らせば死角が消え、防草シートと砂利を敷けば雑草の手入れからも解放されます。砂利には、歩くと音が鳴るという防犯上の利点もあります。

庭を減らしたあとの雑草対策

木を切っただけで終わると、翌年には雑草が主役になります。仕上げの選び方を整理しました。

仕上げ特徴向いている場所
防草シート単体最も費用を抑えられる。紫外線に晒されるため、シートの品質で寿命が大きく変わる人目につかない裏手や、建物の際
防草シート+砂利砂利がシートを紫外線から守り、寿命を大きく延ばす。歩くと音が鳴るため防犯上も有利玄関まわり、窓の下、通路
防草シート+人工芝景観が美しく、手入れがほぼ不要。初期費用は高め。夏場は表面温度が上がりやすい家族が出入りする場所、日当たりのよい面

長い目で見ると、安価なシートを敷いて数年で雑草に突き破られるより、耐久性のあるシートに砂利や人工芝を組み合わせるほうが、総額は安く収まります。 再施工の手間と費用が発生しないためです。10㎡前後の狭い面積では最低設定料金が適用されて割高になりやすいので、その場合はほかの作業とまとめてご依頼いただくほうが効率的です。

庭終いを頼む先は5つあります

どこに頼めばよいのか分からない、というのが庭終いの最初の壁だと思います。業態ごとの違いを整理しました。

頼む先得意なこと苦手なこと・注意点
造園業者庭全体の設計、外構工事を含めた総合的な施工小規模な伐採だけの依頼には向かない場合がある
植木屋既存の庭木を美しく生かす剪定と育成管理木をすべて切り倒す庭終いには積極的でない場合がある
シルバー人材センター費用を抑えた軽作業高所作業、チェンソーを使う危険作業、伐根は安全上の理由で受けられないことが多い
伐採専門業者高木や、電線・家屋が隣接する難易度の高い伐採伐採後の片付けや、庭全体の仕上げまでは範囲外のことがある
便利屋(地域密着型)伐採、除草、物置の解体、不用品の処分をまとめて引き受ける事業者ごとに対応範囲の差が大きいため、事前確認が必要

庭終いが厄介なのは、必要な作業が1種類で終わらないところです。木を切り、根の処理を決め、枝葉を運び出し、割れた植木鉢や朽ちた物置を片付け、防草シートを敷き、砂利を入れる。それぞれ別の業者へ頼むと、そのたびに現地調査と見積もりと日程調整が発生します。

私たち家工房 八千代緑が丘店が庭終いのご相談を多くいただくのは、この入口をひとつにまとめられるからです。庭木の剪定、庭木の伐採、草むしり、草刈り、防草シート、砂利敷きは、いずれもお引き受けしているメニューです。庭に残った不用品のお片付けも同じ日に進められます。

そのうえで、正直に申し上げておきたいことがあります。住まいの作業には、法令で有資格者に限られるものがあります。庭でいえば、屋外照明の撤去で配線に触れる作業は電気工事士の資格が必要です。そうした作業は、資格を持つ職人が担当します。 私たちは相談の窓口として受け、自社でできることは自社で行い、資格が要るものは適切な職人へ確実にお渡しします。できることとできないことを、現地を拝見したうえで正直にお伝えする。これが私たちのやり方です。

なお、事業としてチェンソーで立木を伐る作業には、労働安全衛生法第59条第3項および労働安全衛生規則第36条第8号に基づき、学科9時間と実技9時間の合計18時間の特別教育が義務づけられています。ご自宅の庭木をご自身で切る場合にこの受講義務は及びませんが、業者に頼む際は、こうした教育を受けた作業員かどうかが安全の分かれ目になります。

こういう場合は、急いで庭終いをしなくても大丈夫です

すべての庭が、いますぐ庭終いを必要としているわけではありません。現地を拝見して「まだ剪定で足ります」とお伝えすることもあります。判断の目安をお伝えします。

  • 枝が敷地の内側で収まっていて、隣地にも道路にも出ていない
  • ご自身、またはご家族が毎年無理なく手入れを続けられている
  • 木の根元や幹に、きのこ、樹皮のはがれ、幹を叩いたときの空洞音といった腐朽の兆候が見当たらない
  • 木の高さが脚立を使わずに手の届く範囲に収まっている

この4つがすべて当てはまるなら、いまは部分的な剪定で十分に管理できる状態です。

ただし、3つ目には限界があります。宇都宮地裁の事例のとおり、幹の内部の腐朽は外見に出ないことがあります。 このチェックで分かるのは「危ない兆候が出ているかどうか」までで、「腐っていないこと」の証明にはなりません。大きな木が家や道路の近くに立っている場合は、兆候がなくても一度見ていただくほうが確実です。庭木は、ご家族の記憶が宿った資産でもあります。残せるものを無理に切る必要はありません。

逆に、1つでも当てはまらない項目があるなら、そこが数年後の負担になります。気になる木があれば、切るかどうかを決める前に一度見せていただくのが確実です。

「近所で工事をしていて、お宅の木が危ない」と言われたら、いったん止めてください

台風の前後になると、こうした飛び込み営業が増えます。「近所で工事をしている者ですが、お宅の庭木が倒れそうで危ないですよ」と不安を煽り、その場で高額な契約を迫る手口です。

事前の要請なく訪問して契約させる行為は、特定商取引法上の「訪問販売」に当たります。法定の契約書面を受け取った日から8日間は、無条件で契約を解除できます。 これがクーリング・オフです。

覚えておいていただきたいのは、次の点です。すでに伐採や造園工事が完了したあとであっても、消費者は費用を負担せずに解約でき、支払った代金は全額返金されます。 さらに、業者が「クーリング・オフはできない」と嘘を告げていた場合には、8日を過ぎてもいつでも解除できます。

不安を感じたら、その場で契約せず、次のいずれかへご相談ください。

  • 消費者ホットライン 188(局番なし)
  • 八千代市消費生活センター 047-485-0559(八千代市大和田新田312-5。平日9:00〜12:00、13:00〜16:00)
  • 千葉県消費者センター 047-434-0999

その日のうちに決めなければならない庭木の工事は、まずありません。急がせてくる相手ほど、いったん止めて構いません。

よくあるご質問

庭終いにはどのくらいの期間がかかりますか

庭の広さと木の本数によりますが、一般的な戸建てのお庭であれば、伐採から片付け、防草シートと砂利敷きまでを含めて数日という規模が多くなります。重機を入れる必要がある場合は、通路の確保や近隣へのご挨拶を含めて事前の段取りに時間をいただきます。まずは現地を拝見してから、日程の目安をお伝えします。

庭木を全部切ってしまうと、家が丸見えになりませんか

そのご心配は、実際によくいただきます。防犯の観点では、外から見える状態のほうが侵入されにくいことが分かっています。視線が通る家は、侵入する側にとって作業しにくい家だからです。それでも視線が気になる場合は、目隠しフェンスを部分的に立てる、低木だけを残すといった折衷案があります。どこを残すかは、現地で一緒に決めていきましょう。

空き家になっている実家の庭でも頼めますか

もちろんお引き受けします。むしろ、施設に入居されたあとのご実家や、相続されたご実家のご相談が増えています。遠方にお住まいで立ち会えない場合も、作業前後の写真をお送りする形で進められます。庭木の越境で近隣にご迷惑をかけている状態は、所有者側で解決するほかありません。早めに手を打つほど、選べる方法が多く残ります。

切った木は自分で処分したほうが安くなりますか

太さ7cm以下・長さ50cm以下の枝であれば、束ねて可燃ごみに出せますので、量が少なければご自身で処分するほうが安く済みます。ただし庭終いの規模では、太さ20cmを超える幹が出ることがほとんどです。そのサイズは市の清掃センターで処理できません。 運搬手段と処分先の確保まで含めて考えると、まとめてお任せいただくほうが手間も総額も抑えられる場合が多くなります。

実家の庭を、離れて暮らす子どもの立場で頼めますか

ご依頼いただけます。ご高齢の親御さんは、物や食べ物を欲しがらないことが多いものです。その一方で、庭の手入れは確実に負担になっています。離れて暮らすお子様からのご依頼で、ご実家の庭を整える。これは実際に増えているご相談の形です。親御さんが脚立に乗らずに済むようにすること自体が、いちばん実用的な贈り物になります。

まとめ:庭終いは、次の世代へ渡す準備です

最後に、この記事の要点を整理します。

  • 庭終いとは、庭木を減らして雑草対策まで施し、庭の管理を自分の代で終わらせること
  • 八千代市では、樹木の越境は「指導等の対象外」であり、市は仲介も伐採も行わない
  • 改正民法233条により、催告から2週間程度で隣の方がご自身で枝を切り、費用を請求できる
  • 民法717条により、倒木の被害は「天災だから仕方ない」では済まず、所有者が責任を負う
  • 費用は段階的に分けるより一度にまとめるほうが総額が下がる
  • 伐根は重機と埋設物への配慮を要する別工事であり、伐採の延長ではない
  • 太さ20cmを超える幹は、八千代市の清掃センターでは処理できない
  • 庭を減らすと死角が消え、空き巣に狙われにくくなる

庭終いは、庭を失う作業ではありません。管理という宿題を、次の世代へ持ち越さないための準備です。

おうちの御用聞き 家工房 八千代緑が丘店では、庭木の剪定・伐採から草むしり、防草シート、砂利敷き、庭に残った不用品のお片付けまで、まとめてお引き受けしています。料金は一律の目安ではなく、現地を拝見したうえでのお見積もりを徹底しております。「この木は残したい」「ここだけ何とかしたい」というご相談も歓迎です。

まずは、庭を見せていただくところから始めさせてください。

フリーダイヤル 0120-197-899、電話一本で八千代市内へ駆けつけます。

お電話でのご相談のほか、インターネットからのお問い合わせは24時間受け付けております。お急ぎでない方はこちらもご活用ください。

お問い合わせフォーム:https://iekobo-yachiyomidorigaoka.com/info/

画像はありません

おうちの御用聞き家工房[八千代緑が丘店]

お問い合わせは無料です!
まずはお気軽にご相談ください!

0120-197-899 / 070-8540-7889
メールでのお問い合わせはこちらから!